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⼩児矯正
松谷歯科医院では、お子さまの健やかな成長と美しい歯並びの実現を目指し、小児矯正治療に力を入れています。当院では、子供の歯並び・矯正治療を「1期治療」と「2期治療」の2段階に分けておこなっています。
1期治療
歯の並ぶスペースを作る治療
1期治療は主に4歳から8歳頃におこないます。この時期の治療の主な目的は、あごの骨の健康的で正しい成長を促し、永久歯が生えてくる際にきれいに並ぶスペースを確保することです。成長期の子供の柔らかい骨を利用し、専用の矯正装置を使用して治療を進めます。
2期治療
歯をきれいに並べる治療
2期治療は主に10代でおこないます。全ての永久歯が生えそろった後におこなう本格的な矯正治療です。この段階では、歯を正しい位置に移動させ、美しい歯並びと正しい噛み合わせを実現します。ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、患者さまに適した方法を選択します。
小児矯正をおこなう4つのメリット
- 永久歯の抜歯を回避できる可能性が高くなります。
- 治療後の後戻りが起きにくくなります。
- 治療にかかる時間や費用を軽減できる可能性があります。
- きれいな歯並びは、お子さまの自信につながります。
代表的な歯列不正
叢生(乱杭歯)
歯の大きさに対してあごの骨が狭いために起こる歯並びの乱れです。歯が重なり合って生えている状態を指します。
下顎前突(受け口・反対咬合)
下あごが上あごより前に出ている状態です。見た目の問題だけでなく、咀嚼や発音にも影響を与える可能性があります。
上顎前突(出っ歯)
上の前歯が前に突き出ている状態です。多くの場合、下あごの成長が十分でないことが原因とされています。
空隙歯列(すきっ歯)
歯と歯の間に隙間がある状態を指します。見た目の問題だけでなく、食べ物が詰まりやすくなる等の問題があります。
過蓋咬合
上の前歯が下の前歯を深く覆い被さっている状態です。下の前歯が上の歯肉に当たってしまうことがあります。
開咬
奥歯は噛み合っているのに、前歯が噛み合わず開いている状態です。指しゃぶりなどの悪習慣が原因となることがあります。
交叉咬合
上下の歯の噛み合わせが交差している状態です。一部の歯だけが逆に噛み合っていることを指します。
正中離開
上の前歯の真ん中に隙間がある状態です。舌の癖や上唇小帯の異常が原因となることがあります。
歯列不正は、早期に発見し適切な治療をおこなうことで、より良い結果が期待できます
当院での矯正相談で最も多いのは小児矯正についてです。基本的に矯正治療は早期に始めるほど効果的で、選択肢も広がります。お子さまの顎の成長に合わせて治療を進められるため、身体面・予算面ともに負担の少ない治療が可能となります。
お子さまの将来のために
将来、お子さまが歯並びで苦しむことがないよう、早めの矯正治療をおすすめします。理想的には、永久歯への生え変わりが始まる5~7歳頃から治療を開始することが望ましいです。ただし、すべての歯並びの問題が矯正治療で解決するわけではありません。お子さまに最適な治療法をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
噛み合わせが悪いまま放置するとおこるリスク
松谷歯科医院では、これらのリスクを防ぎ、お子さまの健康な成長をサポートするため、適切な時期での矯正治療をおすすめしています。お子さまの歯並びについて気になることがございましたら、どうぞお早めにご相談ください。
顎関節への負担
顎関節症のリスクが高まり、口の開閉が困難になったり、関節に痛みが生じたりする可能性があります。
虫歯・歯周病のリスク増加
歯みがきが困難になり、口腔衛生の維持が難しくなります。
怪我のリスク
特に前歯が出ている場合、歯の欠損や口腔内の怪我につながりやすくなります。
全身への影響
不自然な噛み合わせは、頭痛や肩こりなど、口腔以外の身体の不調にもつながる可能性があります。